芳香のあるゲッキツの花
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芳香のあるゲッキツの花
概要
’21/9月下旬
ゲッキツ(ミカン科・外来種)の花を見つけました。
それほど大きくない花ですが、
白花が多数で、わりと目立ちます。
近づくと芳香もあります。
ミカン科の花は春のイメージがありますが、
本種の花期は夏のようです。
小笠原では夏から秋にかけてでしょうか。
ゲッキツは
小笠原では外来種で人家やその周辺でよく見られます。
人家周辺のは野生化だと思いますが、
今のところ、山地の方では野生化個体はほとんど見ません。
本種は小高木程度まで成長します。
いろいろ利用できる植物のようです。
東邦大学薬学部|薬用植物園|見本園|ゲッキツ| (toho-u.ac.jp)
和名
ゲッキツは「月橘」と書きます。
もともと漢名だったものが、
そのまま日本名(音読み)となったようです。
月がつくのは、月夜に芳香を放つというような意味合いからのようです。
そしてタチバナ(橘)に似たという意味合いで、
ゲッキツ(月橘)だろうかと思います。
本種は
オレンジ・ジャスミンやシルク・ジャスミンともいうようです。
ジャスミンはモクセイ科ですが、本種はミカン科です。
実際の様子
小高木になります
この個体も樹高は4-5mです
散房花序にまとまって花をつけるので、わりと目立ちます
セイヨウミツバチも盛んに来ています
花は白5弁、おしべ10、めしべ1です
おしべは10ですが、長5、短5と分かれています
機能差はあるかどうかは分かりませ
葉のつきかたは奇数羽状複葉です
見るには?
清瀬付近などでは
人家の植栽とその周辺の野生化個体と両方見られます。
ツアーで紹介することはほとんどありません。
リクエストがあれば、紹介できます。