夜明・湾岸道路での自生植物(56)タチシノブ
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夜明・湾岸道路での自生植物(56)タチシノブ
夜明・湾岸道路一周で見られる自生植物は90種類ほどあります。
奥村・旭橋から時計回りで、主には見られた順に紹介していきます。
(56)タチシノブ(シダ・イノモトソウ科・広域分布種)
タチシノブ(イノモトソウ科・広域分布種)は、
常緑の多年草のシダ。。
葉が二形性(胞子葉・栄養葉)のシダです。
といっても、それほど形は違わないようです。
小笠原での分布は父島列島、母島などです。
父島ではホラシノブの仲間は普通に見られますが、
タチシノブそれほど多くはないように思います。
本種の生息環境としては、明るい林縁などを好むようです。
そのため、道路沿いでも見られるのですね。
本種が生えている場所では
群生していたり、道沿いに並ぶように生えいています。
この夜明・湾岸道路ルート沿いでは、
傘山から中央山にかけてわずかに見られます。
島一周 | 小笠原マルベリー (ogasawara-mulberry.net)
和名
タチシノブは「立忍」と書きます。
地上性で直立する葉が、シノブに似ていて、
タチシノブ(立忍)だそうです。
実際の様子
全景
葉は3-4回羽状複葉
タチシノブとはいっても、まっすぐに立ち上がるわけではない
葉の先端部
裂片先端ははかなり細い
葉は二形性で
栄養葉・胞子葉があります(形はあまり違わないよう)
栄養葉
栄養葉の裏に胞子嚢群がつき、偽包膜に包まれています
同 栄養葉
まだあまり胞子嚢群が目立たない状態
見るには?ツアーでは?
森歩きでは、あまりコース沿いにないので、
ツアーで紹介することもめったにありません。
強いていえば森歩きで紹介します。
興味のある方はお伝え下さい。