小笠原マルベリー

夜明・湾岸道路での自生植物(55)ホソバリュウビンタイ


 

夜明・湾岸道路での自生植物(55)ホソバリュウビンタイ

 

夜明・湾岸道路一周で見られる自生植物は90種類ほどあります。

奥村・旭橋から時計回りで、主には見られた順に紹介していきます。

 

(55)ホソバリュウビンタイ(シダ・リュビンタイ科・広域分布種)

 

ホソバリュウビンタイ(シダ・リュビンタイ科・広域分布種)は、

大型で常緑多年草シダ。

リュウビンタイ – Wikipedia

Microsoft Word – P282_hosobaryuubintai.docx

 

かつてはオガサワラリュウビンタイとして、

固有種とされていました。

しかし、近年では、

広域分布種のホソバリュウビンタイと同じということになっています。

ですからここでも、その和名で紹介します。

 

葉柄が太めで長いので、一見ヘゴ科植物のようですが、

塊状の根茎から直接葉柄が出て、幹の発達はありません。

地上性です。

 

夜明・湾岸道路での自生植物(19)マルハチ

 

本種の生息環境としては、湿っぽい林内を好むようです。

生えている場所では

群生していたり、に並ぶように生えています。

道路沿いで見られるのはわずかです。

 

小笠原での分布は父島、母島などです。

父島ではヤギの食害をうけています。

そのため、個体数は少なめです。

この夜明・湾岸道路ルート沿いでは、

中央山付近にわずかに見られます。

島一周 | 小笠原マルベリー (ogasawara-mulberry.net)

 

小笠原で、リュウビンタイ科植物は2種で、

本種とリュウビンタイモドキ(固有種)です。

父島では本種のみです。

リュウビンタイモドキは、

父島には分布せず、母島で自生します。

 

 

 

 

和名

 

ホソバリュウビンタイは「細葉竜鬢帯」と書くようです。

 

リュビンタイに比べ葉が細いので、ホソバ(細葉)です。

リュウビンタイは諸説あって、あまりはっきりしません。

 

1つの説つとして、

竜鱗(リュウリン)がリュウビンに転じたというのがあります。

株の托葉(たくよう)の重なりを竜鱗に見立てたものです。

リュウビンタイ – Wikipedia

 

 

 

 

 

 

実際の様子

 

全景

高さは2m程度

 

根茎は塊上に露出し、そこから葉柄がのびる

 

葉は2回羽状複葉

 

葉の裏

胞子嚢群(ソーラス)は葉のふちに近いところに並ぶ

 

葉裏近景

葉脈(濃い線)は途中で分かれていることが多い

その間に薄い偽脈がある

 

葉裏拡大

ソーラスは、葉の縁に近いところ全体に2列ずつ並ぶ

 

薄い偽脈が濃い葉脈の間に混ざる

ちなみに

母島などに分布するリュウビンタイモドキには偽脈がありません。

 

 

 

 

 

見るには?ツアーでは?

 

森歩きでは、あまりコース沿いにないので、

ツアーで紹介することもめったにありません。

 

強いていえば中央付近で紹介します。

森歩きや景観ツアーです。

興味のある方はお伝え下さい。

 

 

自然景観(島内観光)ツアー

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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