小笠原マルベリー

道路上の固有種・オガサワラモクズガニ(’22/2/24)


 

概要

 

’22/2/24夜、

都道沿いで見つけたオガサワラモクズガニ(固有種)。

 

道の中央部で動きを停めていました。

車にひかれてしまいそうな場所でした。

 

そのため、是非はともかく、

車にひかれないように、端の方に誘導しました。

彼らにとっては、有難迷惑だったでしょうね。

ときに、鋏脚を上に振り上げましたからね。

 

その時の撮影です。

 

オガサワラモクズガニ、

普通、産卵で海のほうへ降下するのは冬-春です。

そういう時期は、

夜、道路沿いで目にする機会があります。

 

海洋島第32号 巨大に成長する小笠原のモクズガニ 

陸水学雑誌第70巻 209-224 (jst.go.jp)

 

 

 

 

 

当日の様子

 

道路中央部にいる状態

 

移動させている状態

 

道路の端まできている状態

 

このあたりの都道の端は

歩道に向かって傾斜がついてつながっています。

段差がないので、

生物も歩道・車道をスムーズに通過できます。

これは移動する生物にとって優しい道路設計ですね。

 

 

 

<動画>

 

 

 

 

 

 

見るには?

 

オガサワラモクズガニ、

探してもなかなか見つかるものでもありません。

 

日中に出会うことはかなり少なく、

夜によく出あうので、基本的には夜行性かなと思います。

 

夜のツアー中に目撃したら紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

都道の生物に優しい設計

 

 

上記写真のように、

車道と歩道が傾斜でつなげられています。

 

そのため、

野生生物が楽に行き来ができるようになっています。

 

道路を横切るのはカニ類だけでなく、

オカヤドカリ類、爬虫類などもいます。

 

野生生物に優しい設計ですね。

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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