小笠原マルベリー

沢筋で見るオガサワラクロベンケイガニ


 

沢筋で見るオガサワラクロベンケイガニ

 

概要

 

雨の多い、湿っぽい時期には、

沢筋の地上部でよく見かけるオガサワラクロベンケイガニ。

 

好天が続き、乾いているときは、めったに見られなくなります。

 

オガサワラクロベンケイガニは

比較的新しく固有種とされたものです。

 

淡水環境の沢筋で、汽水域の河口部から山中まで生息しています。

河口部にいるということは、

ある程度塩分への耐性もあるのでしょうね。

沢沿いでは

巣穴となる穴があいてるのもよく見かけます。

 

本種は、

近くづくと、はさみ足を振り上げ、仁王立ちになります。

逃げ足はわりと速いです。

クロとついている通り、甲羅はかなり黒っぽいです。

足には毛が生えています。

はさみ足は白で無毛です。

 

父島の山中ではオガサワラモクズガニも生息しますが、

日中、見るとすれば、ほぼ本種です。

 

 

 

 

和名

 

オガサワラクロベンケイガニは「小笠原黒弁慶蟹」です。

小笠原で生息するクロベンケイガニです。

 

カニ/クロベンケイガニ – Decapedia (or.tv)

 

 

 

 

 

実物の様子

 

クロとついている通り、甲羅はかなり黒っぽいです。

足には毛が生えています。はさみ足は白で無毛です。

 

近くづくと、はさみ足を振り上げ、仁王立ちになります。

逃げ足はわりと速いです。

 

甲羅とはさみ足以外はほぼ黒っぽいです。

 

巣穴の入口にいる状態

 

<動画>

 

 

 

 

見るには?

 

天気のいいときにはあまり見られません。

湿っぽいときは、山中の沢沿いで時々出会います。

 

河口部ではコペペがコンスタントに見られる場所です。

小港でも見られるときがあります。

 

ツアーでは森歩きや山歩きで出会うときがあります。

森歩きのほうがじっくり見ることもできます。

 

森歩き

 

千尋岩(ハートロック)コース

 

 

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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