オガサワラクチナシ、キキョウラン開花中(’22/4月初旬)
目次
概要
’22/4月初旬
自生種のオガサワラクチナシ、キキョウランの開花確認。
オガサワラクチナシ(アカネ科・固有種)、
キキョウラン(ワスレグサ科・広域分布種)です。
はじめに開花を見たのは、
オガサワラクチナシは奥村・咸臨丸墓地付近、
キキョウランは東平入口付近です。
オガサワラクチナシの開花個体は
かなり早い開花のように感じています。
近くで見られる個体があれば、
芳香も楽しんでください。
キキョウランは
徐々にほかの個体も咲き出しそうです。
オガサワラクチナシ
咸臨丸墓地付近開花遠望
同 オガサワラクチナシ部分拡大
樹高が高く、近づくと落花しか見えません
花
花冠は白、5-7裂(6が普通)で、
裂片は平開し、よく目立っています。
おしべは花冠裂数(5-7)と同じ、めしべは1(柱頭2裂)です。
葉は対生します。
表面は光沢があり、先端が少し尖っています。
キキョウラン
東平入口付近
かなり小ぶりな目立たない花
紫色のごく小ぶりな花。
花被片6で、
外花被(萼片に相当)3、内花被(花弁に相当)3、
おしべ6、めしべ1です。
内花被の方が色が薄く、外花被の方が先が尖っています。
見るには?
今回紹介したオガサワラクチナシの場所は
道からわずかに見える程度です。
分かりにくい場所にあります。
そばに行っても、樹高が高いので、
落花しか見えていません。
キキョウランは
夜明道路沿いでも見られます。
各種ツアーで、
それぞれ紹介したりしています。
おもに花の紹介は
林内は森歩き、道沿いは各ツアーの移動時などです。
オガサワラクチナシは千尋岩コースでも見られます。
前の記事へ
次の記事へ