小笠原マルベリー

アラゲキクラゲ・・あら毛と胞子


 

概要

 

父島の山中の枯れ木で、

ときおり目にするアラゲキクラゲ。

 

広葉樹の枯れ木に、群生して生えています。

サイズは5-10㎝径ぐらいが普通ですが、

大小かなりばらつきがあります。

アラゲキクラゲ – Wikipedia

アラゲキクラゲ – e食材辞典 – eヘルシーレシピ – 第一三共株式会社 

アラゲキクラゲ キクラゲ属 三河の植物観察野草 

 

本種は食用利用できます。

味はほとんどないですが、

コリコリとした食感が楽しめます。

 

沖永良部島では

名産として天ぷらで食しました。

 

奄美群島沖永良部島(2017年訪問・再編集)

 

本種は耳のような形をしています。

あら毛のある側(外側)が背面、

濃褐色で光沢のある側(内側)が腹面です。

あらげきくらげの商品特性について 

きくらげブログ 緑工房通信 (midorikoubou.jp)

 

菌類といえば、

繁殖は胞子を広げることからです。

 

では、

その胞子はどこにつくのでしょう。

 

実は腹面につくのですね。

腹面にはひだはありません。

腹面の白っぽくなっているのが

胞子のようです。

 

 

 

和名

 

アラゲキクラゲは「荒毛木耳」

 

背面に荒い毛が生えるのでアラゲです。

枯れ木に生え、クラゲ(海月)のような食感から、

キクラゲですね。

 

漢字の「木耳」は

まさに本種の耳のような形からですね。

 

 

 

 

 

 

実際の様子

 

 

群生している様子

 

 

左・背面(外側)  右・腹面(内側)

 

 

背面 白い毛がびっしり

 

 

腹面 つやつやしている

白っぽいのが胞子

 

 

 

 

 

 

 

食べるには?

 

小笠原では栽培品もないと思います。

 

自然遺産となり、自然採取も難しい昨今、

天然物も食べる機会はめったにありません。

 

というとこで、

島のアラゲキクラゲを食べるチャンスは

ほぼないと思ってください。

 

 

 

 

 

 

見るには?

 

自然に生えているのはときおり目にするので、

その時は紹介しています。

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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