オオミトベラは花序ごとに1つの花のはず・・
目次
概要
’23/4月初旬、
オオミトベラ(トベラ科・固有種)の開花を確認。
昨年も同じぐらいのよう。
オオミトベラは低木性だが、
シロトベラとよく似ている。
開花していれば、
花序につく花数で違いが簡単に分かる。
普通シロトベラは複数の花をつけ、
オオミトベラは1つの花である。
4月初旬に、
オオミトベラの開花を確認したのは2本。
そのうちの1本は
花序によって、1つの花と2つ以上の花のものがある。
なぜだろう??
単純な変異なのかもしれない。
ひょっとして、
シロトベラとの交雑の可能性もあるかもしれない。
(要調査)
といっても、
DNA関連は自分では調べられないので、
研究機関で調べていただきたい。
ということで、
花の数にまつわるちょっとマニアックな話題であった。
開花個体(2本)
オオミトベラ樹形
低木性なので2ⅿ程度
1つの花序から複数花をつける個体
普通は1つの花序から1つの花
雌株の花(雌花)
花は乳白色5弁、おしべ5、めしべ1(柱頭3裂)
雌雄の花とも基本の花のつくりは同じ
雌花
子房が膨れているのが分かる
見るには
オオオミトベラは
乾性低木林内でわずかに生えている。
見つけるのは難しいです。
夜明道路の道沿いでも1本は見られる。
あまり興味をひきにくい樹種なので、
めったに紹介はしていない。
種分化の話題となった時は
トベラ科植物で紹介することもある。
興味のある方はリクエスト願う。
おもに森歩きツアーで紹介する。
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