花期は黄花が目立つソウシジュ(相思樹)
目次
概要
例年GW前後、
ソウシジュ(マメ科・外来種)があちこちで開花する。
ソウシジュは高木性の樹木となる。
そのため、
花期には樹冠の黄花が とても目立つ。
1つずつの花は
こぶりで丸っこい黄色の頭花である。
開花が進むと、
樹下は大量の花が落ちて、黄色くなる。
ソウシジュは台湾やフィリピン原産。
小笠原には、
1902年(明治35年)に、台湾より導入された。
父島、弟島、母島などに植栽され、
現在も多数生えている。
実生からの野生化もある。
和名
ソウシジュは「相思樹」と書きます。
どうやら中国の故事に由来があるようだ。
似たような話としては
テイカカズラもそうだ。
本種はアカシア属で、
原産地から、タイワンアカシアとも言われる。
同じ属にはフサアカシア(ミモザ)もあり、
ミモザに似ているといわれる。
小笠原ではホタルノキともいわれる。
花が咲いているときの、
黄花が樹冠に広がるイメージであろうか?
確かにそんな名前もぴったりに思える。
現地の様子
高木になる樹木
花期は樹冠に黄花が目立つ
枝の先端部に多数の頭花花序が腋生する
花序は葉腋に1-2個ずつつく
頭花花序は球形の単生または数個集まって出る
径6~8㎜程
花弁がなく、多くの雄しべが目立つ
めしべは分かりにくい
葉は退化し、
葉のように見えるのは偽葉(仮葉)で、葉柄が変化したもの
形は披針形、つきかたは互生
見るには
本種は集落周辺に多いが、
一部野生化して山中にもある。
外来種なので、
普段はあまり紹介しない。
花が目立つので花期には紹介する。
興味のある方はリクエストいただきた。
各種ツアーで紹介できる。
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