小笠原マルベリー

花期は黄花が目立つソウシジュ(相思樹)


 

概要

 

例年GW前後、

ソウシジュ(マメ科・外来種)があちこちで開花する。

ソウシジュ – Wikipedia

 

 

ソウシジュは高木性の樹木となる。

そのため、

花期には樹冠の黄花が とても目立つ。

 

1つずつの花は

こぶりで丸っこい黄色の頭花である。

 

開花が進むと、

樹下は大量の花が落ちて、黄色くなる。

 

ソウシジュは台湾やフィリピン原産。

 

小笠原には、

1902年(明治35年)に、台湾より導入された。

父島、弟島、母島などに植栽され、

現在も多数生えている。

実生からの野生化もある。

 

 

 

 

 

 

 

和名

 

ソウシジュは「相思樹」と書きます。

 

どうやら中国の故事に由来があるようだ。

 

似たような話としては

テイカカズラもそうだ。

夜明・湾岸道路一周での自生植物(41)オキナワテイカカズラ

 

本種はアカシア属で、

原産地から、タイワンアカシアとも言われる。

 

同じ属にはフサアカシア(ミモザ)もあり、

ミモザに似ているといわれる。

フサアカシア – Wikipedia

 

小笠原ではホタルノキともいわれる。

花が咲いているときの、

黄花が樹冠に広がるイメージであろうか?

確かにそんな名前もぴったりに思える。

 

 

 

 

 

 

現地の様子

 

高木になる樹木

 

花期は樹冠に黄花が目立つ

 

 

枝の先端部に多数の頭花花序が腋生する

 

花序 (tsukuba.ac.jp)

 

花序は葉腋に1-2個ずつつく

 

頭花花序は球形の単生または数個集まって出る

径6~8㎜程

 

 

花弁がなく、多くの雄しべが目立つ

めしべは分かりにくい

 

 

葉は退化し、

葉のように見えるのは偽葉(仮葉)で、葉柄が変化したもの

形は披針形、つきかたは互生

特殊な葉 (tsukuba.ac.jp)

 

 

 

 

 

 

 

見るには

 

本種は集落周辺に多いが、

一部野生化して山中にもある。

 

外来種なので、

普段はあまり紹介しない。

 

花が目立つので花期には紹介する。

興味のある方はリクエストいただきた。

 

各種ツアーで紹介できる。

 

全ツアーメニュー

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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