小笠原マルベリー

硫黄島で野生化するムラサキチョウマメモドキ(硫黄島)


 

 

概要

 

つる性多年草、

ムラサキチョウマメモドキ(マメ科・外来種)

 

硫黄島で野生化していた。

 

はじめ見たとき、

ハマナタマメかなと思った。

でも少し葉や花違う感じがした。

 

旗弁が下側に広がるハマナタマメ花

 

父島に戻って、調べたら、

ムラサキチョウマメモドキであった。

 

おもに

海外の熱帯地方などで分布する。

 

国内では

他に西表島にあるようだ。

ただし、

自生種か野生化かは情報不足でわからない。

(要調査)

 

小笠原での分布は硫黄島だけである。

これもどういう経路で入ってきたかは不明。

戦後の米軍占領下の時代の可能性もある。

 

 

 

 

 

 

和名

 

ムラサキチョウマメモドキは

「紫蝶豆擬(き)」。

 

花色がムラサキで、

チョウマメに似ているということだろう。

 

何かに似ている?チョウマメの花

 

 

 

 

 

 

現地の様子

 

 

生えている様子

 

花は薄紫5弁、

おしべ10(9は癒着と1)、めしべ1

 

大きく目立つのは旗弁1

 

中央は二重構造で、外に翼弁2,内に竜骨弁2

 

見えているのは外の翼弁

 

おしべ10(9は癒着と1)、めしべ1

 

同上 別アングル

 

葉は3出複葉

 

小葉の形は卵状楕円形

表面は柔毛がある

 

 

 

 

 

 

見るには

 

小笠原での分布は硫黄島のみ。

硫黄島は観光では行けないので、

ほぼ見ることはできない。

 

西表でも見られるようだが、

分布は知らない。

 

メールでのお問い合わせはこちら

メールでのお問い合わせ

マルベリーでは、山歩き(千尋岩)、森歩き、戦跡ツアー、スター&ナイトツアー、サンセット・ナイト、歴史ツアーなどを開催しております。

    は必須項目です。必ずご記入ください。

    お名前

    ふりがな

    メールアドレス

    ご住所


    お電話番号

    お問合せ内容

    個人情報の取り扱い

    個人情報保護方針に同意し、送信する

    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

    この著者の記事一覧

    コメントは受け付けていません。


    関連記事RELATED ARTICLE

    PAGE TOP