小笠原マルベリー

栄養葉と胞子葉のあるシロヤマゼンマイ


 

概要

 

 

父島で自生する

シロヤマゼンマイ(シダ・ゼンマイ科・広域分布種)。

 

胞子葉が特徴のシロヤマゼンマイ

 

地上性の常緑大型シダ。

 

一般的にシダは葉の裏に胞子嚢をつける。

しかし、本種はそうではない。

 

本種は葉が二形性で、

胞子葉と栄養葉に分かれる。

胞子葉は胞子嚢を専門につける葉で、

栄養葉は光合成をする葉。

 

なかには部分的二形の葉もあり、

胞子葉と栄養葉が混ざるものがある。

 

胞子葉は、新しいうちは緑だが、

しばらくすると茶色の枯れたような色になる。

 

’23/9月下旬、

シロヤマゼンマイの新しい胞子葉を見つけた。

年に何度かは胞子葉が出るようだ。

 

 

 

 

 

 

実際の様子

 

 

全形

1ⅿ以上あり、地上性の大型シダ

 

栄養葉

葉裏に胞子嚢をつけない

縁には鋸歯がある

 

新たな胞子葉

出始めは緑色

 

 

胞子葉部分拡大

 

胞子を飛ばす状態の胞子葉

茶色くなってくる

 

同上  拡大

 

 

部分的二形の葉

緑が栄養葉で、茶が胞子葉

 

 

 

 

 

見るには

 

確実に見られるのは東平。

 

東平&初寝山(森歩き)

 

ここは指定ルートなので、ガイドツアーで。

森歩きで紹介している。

定番なので、一日でも、半日でも。

 

 

森歩き

 

 

メールでのお問い合わせはこちら

メールでのお問い合わせ

マルベリーでは、山歩き(千尋岩)、森歩き、戦跡ツアー、スター&ナイトツアー、サンセット・ナイト、歴史ツアーなどを開催しております。

    は必須項目です。必ずご記入ください。

    お名前

    ふりがな

    メールアドレス

    ご住所


    お電話番号

    お問合せ内容

    個人情報の取り扱い

    個人情報保護方針に同意し、送信する

    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

    この著者の記事一覧

    コメントは受け付けていません。


    関連記事RELATED ARTICLE

    PAGE TOP