シマクマタケランの果実(’23/9月下旬)
目次
概要
’23/9月下旬、
シマクマタケラン(ショウガ科・固有種)の果実を見つけた。
本種は
牧野富太郎氏が名目の固有種3種のうちの1つ。
他はシマゴショウ、ムニンイヌツゲ。
現在、
父島のルート沿いで見られるのはごく限られる。
ルート外の個体も含めて、
個体数は減少傾向かと思う。
一番手ごろで行きやすいのは中央山。
道路から入って、
すぐ50ⅿぐらいの斜面に自生する。
ただし、
斜面沿いなので、間近までは行けない。
その群落で、果実をつけていた。
まだ熟れていない緑がほとんどで、
ごくわずかに赤くなっているのがあった。
果実は直径1㎝ほどの球形。
なかには1つ、
いびつな楕円球の種子が入っていた。
果実の様子
果実は直径1㎝程の球形
果実を半分に割ったところ
中に種子が1つ
ボールペン先とサイズの比較
種子は1つで、やや変形気味の楕円球
見るには?
父島では中央山が見やすい場所。
ここは自由に歩けるルート。
他に観光ルート沿いの自生地は
千尋岩ルート沿いぐらい。
中央山は森歩きや景観ツアーで訪れる。
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