「幕末維新のこと」(司馬遼太郎 関川夏央編)
目次
概要
2015年発行、
「幕末維新のこと」(司馬遼太郎 関川夏央編)。
筑摩書房 幕末維新のこと / 司馬 遼太郎 著, 関川 夏央 著
幕末・維新の時代について、
小説以外の文章・対談・講演から、19篇を収録。
司馬氏は、多くの歴史小説を発表した。
小説なのだが、
歴史や人物の薀蓄も多岐に渡る。
19編の中では、
坂本龍馬、吉田松陰、勝海舟、西郷隆盛、
木戸孝允、高杉晋作などがよく登場する。
その中でも、
やはり坂本龍馬が一番好きだったのだと思う。
作品としては「竜馬がゆく」。
「竜馬がゆく」
この小説は
「ものをつくっていく場合の魅力は何だろうか」が、
ただ1つのテーマだそうだ。
竜馬の、スケールの大きさ、型破りさ、
おおらかさにひかれたのでしょう。
脱藩、亀山社中(海援隊)、いろは丸、
薩長同盟、船中八策、
彼の人生は世の中の先を行く行動だった。
日本人の行動
日本人の行動として、下記の表現がある。
「日本史に拒否権の思想がない」。
「1つの社会が壊れたら、
すぐ新しい社会を組みあげていきましょう」、
「新しい社会ができると、・・、
作ることに正義を感じ妥協してしまう。」
うまく表現するなと思った。
参考
司馬遼太郎 | 小笠原マルベリー (ogasawara-mulberry.net)
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