小笠原マルベリー

シマモクセイ、雌株・雄株の花


 

 

概要

 

シマモクセイは雌雄異株。

雄株と雌株(両性株)がそれぞれある。

 

夜明・湾岸道路一周での自生植物(2)シマモクセイ

 

雌雄の株は

パッと樹木を見ただけでは全く分からない。

樹木そのものは、雌雄の差はないかと思う。

 

違いが分かるとすると、

果実の有無と、花の違いである。

 

<果実があれば、間違いなく雌株(両性株)>

 

雌雄の株の花は見た目はほぼ同じだが、

それぞれ、わずかに違いがある。

 

かなり接近しておしべとめしべを見ないと、

違いは分からない。

 

違いとしてはめしべである。

雄株の花はめしべが退化し、

雌株(両性株)の花はめしべがはっきりしている。

 

 

 

 

 

花での見分け方

 

このぐらいの状況では雌雄はまったくわからない

花のつくりは、雌雄とも、

白い4裂、おしべ2、めしべ1

 

 

雄株の花

 

めしべが退化してあまりのびていない

柱頭がほぼ分からない。

 

 

 

 

雌株(両性株)の花

 

めしべの柱頭が

おしべの位置くらいまでのびている

柱頭がはっきりしている

そうやって見比べてみていただきたい。

 

 

 

 

 

見るには

 

本種は林内に限らず、山地の道沿いでも生えている。

ほとんどのツアーで紹介できる。

 

 

雌雄の比較などは

森歩きツアーで紹介できる。

 

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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