「手掘り日本史」(司馬遼太郎)
目次
概要
1969年(文春文庫は1990年)発行、
「手掘り日本史」(司馬遼太郎)。
手掘り日本史/司馬 遼太郎 | 集英社 ― SHUEISHA ―
江藤文夫氏によるインタビュー内容の聞き書きに、
司馬氏が加筆したもの。
江藤文夫氏は評論家。
読んでみると、
江藤氏の質問がやや難しくて、
司馬氏の受け答えが分かりやすい。
評論家と作家の違いだろうか。
発行年(1969)から考えると、
司馬氏の評価はしっかり定まっていたであろう。
しかし、「坂の上の雲」はまだ連載中であった。
目次
1. 私の歴史小説
2. 歴史の中の日常
3. 歴史の中の人間
4. 日本史と日本人
5. わが小説のはじまり
内容
司馬氏の歴史のとらえ方がよくわかる。
キーワードは、
天領、土方歳三、坂本龍馬、義経、史観と土木機械、
天皇大神主説、水戸史観、体制製造家と処理家、正義、
無拒否、無思想、美意識、地上の秩序、明治憲法など。
著作の人物・時代背景から、
著者の具体的な考えを述べている。
著作をよく読んでいる人には、
とても分かりやすいかと思う。
仮に読んでいなくて、
歴史上の有名人物が多いので、分かるかと思う。
参考
司馬 | 小笠原マルベリー (ogasawara-mulberry.net)
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