父島でも分布拡大している(?)ジュズサンゴ
目次
概要
ジュズサンゴ(ヤマゴボウ科・外来種)は
花より果実が目立つ植物。
実は、通年で、花も果実もつけている。
そのため、
花期、果期が明確ではない。
父島には、
二見港沿いに2つの集落地区がある。
大村地区と扇浦地区。
近年、父島の集落付近傾斜地道路沿いで、
かなり分布拡大しているように感じる。
場所の特徴としては
やや日陰っぽい湿っぽい感じの場所が多い。
日なたや乾いたところでは
他の外来植物の方がまだ勢力が旺盛である。
ホナガソウ、オオバナノセンダングサ、ランタナなど。
本種が定着したところでは、
密に群落を作って生えている。
そのため、
他の植物を寄せ付けにくい状態となっている。
赤い果実が鳥類の餌ともなるので、
今後も分布拡大は続きそうだ。
南島の事例のように、
爆発的に増えなければいいのだが。
かなり要注意植物である。
現地の様子
群落1 扇浦地区
群落2 村道三日月線
群落3 村道三日月線
花と果実が通年でついている
赤い果実が目立つ
果実は小ぶり(直径5mm以下)な液果
総状花序に鈴なりに大量につける
総状花序に多数の花をつける
花は小柄で白いのであまり目立たない
花冠の先の方はやや赤みを帯びる
花弁のように見えているのは萼片
萼片4、おしべ4、めしべ1
見るには
集落付近の傾斜地の道路沿い、特に擁壁沿いで、
よく見られる。
平坦地で広がるところはまだ少ない。
道路沿いなので、ツアーで紹介することはほぼない。
見たい方はリクエストを。
各種ツアーで紹介できる。
参考
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