小笠原マルベリー

シマムロ雄株の雄球花(’23/12月下旬)


 

概要

 

シマムロ(ヒノキ科・固有種)は雌雄異株。

低木性の尾根筋や岩場で生えている。

 

夜明・湾岸道路での自生植物(13)シマムロ

 

’23/12月下旬、

複数箇所で、雄株の雄球花に気づいた。

 

本来の花期は3-4月ごろのようだ。

したがって、

今シーズンは少し早めなのであろうか。

 

シマムロは、花といっても、

小さな雄球花で、目立たない。

枝先に、

茶色っぽいのがついているように見えるだけだ。

そのため、

かなり近づかないとわからない。

 

 

 

 

実際の様子

 

離れた状態だとあまりわからない

 

やや近づくと、

枝に茶色のものがつくのが分かる

 

枝に腋生して雄球花がつく

www2.kobe-c.ed.jp/shimin/shiraiwa/glossary/index.html

 

雄球花

楕円球で長径1㎝ほど

 

雄球花拡大

多数の花粉をつける

 

 

 

 

 

 

見るには

 

低木性の尾根筋や岩場に生えているのが普通。

展望地付近や都道・夜明道路沿いでも、

少ないが見られる。

 

ツアーでは

普通、森歩きで紹介している。

他のツアーでも紹介できるので、

興味があればリクエストを。

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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