
概要
1978年6月発行(文庫本は1989年7月)、
「夢をみた海賊」(なだいなだ)。
原題は
「間切りの孫二郎とそのクルーの物語」。
筑摩書房 夢をみた海賊 / なだ いなだ 著
なだいなだ – Wikipedia
本書は、
2つの物語が合体した内容となっている。
小笠原がからんでいるのは前半部分。
主人公の孫二郎が、
嶋谷市左衛門に弟子入りし、小笠原を探検する。
matsuo2.pdf (nagasaki.lg.jp)
その後は日本を飛び出し、
上下区別のない平等な島、リベルタリヤを目指す物語。
しかし、すでにリベルタリヤを滅んでいた。
孫二郎の結末は?で終わり。
嶋谷の小笠原探検は1675年。時代は17世紀後半。
帆船時代の冒険物語。
参考:嶋谷(島谷)
嶋谷の小笠原探検は1675年。
matsuo2.pdf (nagasaki.lg.jp)
ja (jst.go.jp)
小笠原に来なくてはいけない理由、その49「おもな島名は親族名」
小笠原諸島返還50周年記念誌(2018年6月)
参考:間切り
本書に書かれているが、
帆船時代の向かい風へ進み方を間切りという。
それが、
「まぎれる」(集団に紛れるなどの使い方)になったとか?
参考:小笠原関連図書
小笠原関連図書
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この記事を書いた人
吉井 信秋
大阪市旭区生まれ。
茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。
北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。
某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。
数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。
その後、小笠原・父島に移住。
島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。
小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。
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