小笠原マルベリー

「猫と海賊」(なだいなだ)


 

 

概要

 

1995年5月発行、

「猫と海賊」(なだいなだ)。

猫と海賊 | 偕成社 | 児童書出版社 (kaiseisha.co.jp)

なだいなだ – Wikipedia

 

タイトルだけでは、

小笠原に関連があるとは思わないだろう。

 

本書は、小笠原にはなじみの深い、

嶋谷市左衛門(島谷市左衛門)の物語。

時代は1670年代。

 

嶋谷が長崎で船を作り、

小笠原探検を成功させるまでが描かれている。

 

ヒラウトという猫が語り部となっている。

 

著者によると、ノンフィクションを目指したが

あきらめて歴史ファンタジーということ。

しかし、

嶋谷の探検航海はおおむね史実に基づく。

 

本書は小学校高学年からが対象で、

大部分の漢字にルビがふられている。

 

この探検のことを、

小学生にも知ってもらうことができる。

小笠原の小・中学校にも蔵書はあるかしら?

 

 

 

 

 

参考:ヒラウト

 

ヒラウトとは、

南蛮言葉で、水先案内人のことだそうだ。

 

英語でいうパイロット。

水先人 – Wikipedia

 

 

 

 

 

参考:嶋谷(島谷)

 

嶋谷の小笠原探検は1675年。

 

嶋谷市左衛門(島谷市左衛門)は、

武士ではなく、船乗りである。

当時は名字はなかったはず。

どうやら、嶋谷という名字は、

江戸で将軍に船を見せたときに許されたよう。

(要調査)

 

matsuo2.pdf (nagasaki.lg.jp)

ja (jst.go.jp)

 

 

小笠原に来なくてはいけない理由、その49「おもな島名は親族名」

 

小笠原諸島返還50周年記念誌(2018年6月)

 

 

 

 

参考:「夢を見た海賊」

 

本書は孫二郎が主人公。

物語前半では、嶋谷の船に乗船している。

 

「夢をみた海賊」(なだいなだ)

 

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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