「要塞列島」(安島太佳由)
目次
概要
2008年発行、
「要塞列島」(安島太佳由)。
ここでいう「要塞」とは、
広義でとらえて、戦跡全体である。
本書は日本の戦跡写真集である。
写真集なので、説明文はわずかで、
ほとんどは写真のキャプションである。
写真は、カラーと白黒が半々ぐらい。
沖縄や小笠原など戦場になったところ以外でも、
戦跡がまだあちこち残ることを知ることができる。
本書は、国内の戦跡が、
ジャンル(地域)ごとに分けられ紹介している。
もちろん小笠原も、
章立てられて紹介されている。
小笠原(父島・母島・硫黄島)の戦跡は、
30ページほど紹介されている。
これからも、
戦争のない国・日本であってほしいし、
世界中が戦争のない状態になってほしい。
目次
1 戦争指導者たちの館
2 激戦と前線基地の島―硫黄島・父島・母島
3 本土決戦に向けて―九州・沖縄
4 天然の地形を活かした要塞群―中国・四国
5 第二の大本営遷都と決戦準備―関西
6 工場疎開と地下壕―東海・北陸・甲信越
7 帝都の守り―関東
8 最果ての要衝―北海道・東北
著者の作品
安島氏は戦跡がらみの著書がいくつかある。
そのため、
写真は他の著書と同じようなものもある。
参考:国内の戦跡
本書で取り上げる戦跡について、
僕はすでに訪問した戦跡も多い。
安島氏の写真は、
写真家ならではのアングルであろうとも思う。
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