「最後の将軍-徳川慶喜-」(司馬遼太郎)
目次
概要
1967年発行、
「最後の将軍-徳川慶喜-」(司馬遼太郎)。
タイトルの通り、徳川慶喜の人生を描く。
司馬氏の歴史小説のタイトルとしては、
ストレートすぎるぐらいだ。
慶喜の表舞台の人生は、
大政奉還、将軍職の辞職、辞官納地により終わった。
本書では、
そこまでの表舞台の人生に大部分を割いている。
非常に有能な人物として書かれている。
表舞台と言っても、
本当の表舞台、将軍の期間は2年足らず。
徳川慶喜第15代将軍は、
時代の流れを見切っていた将軍といえそう。
また自分の地位に固執もしていなかった将軍。
だからこそ、
大政奉還に素直に応じたのでしょう。
表舞台から去ってから、静かに過ごし、
趣味に生き、長生きしている。
表と裏と、
どちらが本望だったのであろうか。
水戸との関係
徳川慶喜は、水戸藩主の斉昭の子。
幼少のころ数年と、大政奉還後のごく短い期間、
水戸で過ごす。
大政奉還以降の人生は、
駿府(静岡)と東京での生活となる。
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