小笠原マルベリー

「再会記念碑」(硫黄島)


 

概要

 

硫黄島南海岸付近の内陸部に

「再会記念碑」が建立されている。

硫黄島(いおうとう) (nihonshima.net)

 

再会記念碑は

「名誉の再会」碑、日米再会の碑などの表現がある。

写真 | 小笠原村公式サイト (vill.ogasawara.tokyo.jp)

硫黄島写真館(その2) (iwojima.jp)

 

ただし建立の説明文には

「再会記念碑」と書かれている。

 

この碑は、

表が英文、裏が日本文となっっている。

 

タイトルは、英文が「名誉の再会」、

日本文が「再開の祈り」と若干違う。

 

 

 
 
 

「再会の祈り」(日本語碑文)

 
 
再会の祈り

 

 硫黄島戦闘四十周年に当たり、

曾つての日米軍人は本日茲に、

平和と友好の裡に同じ砂浜の上に再会す。

 

 我々同志は死生を越えて、

勇気と名誉とを以て戦ったことを銘記すると共に、

硫黄島での我々の犠牲を 常に心に留め、

且つ決して之を繰り返すことのないよう祈る次第である。

 

昭和六十年二月十九日

 

米国海兵隊

第三第四第五師団協会

硫黄島協会

 

(改行は実際とは異なる)

 

 

 

 

碑の様子

 

 

 

碑全景

 

近景

上段(奥)が40周年(表・英文、裏・日本文)

手前が50周年の碑(左・日本文、右・英文)

 

 

 

50周年の碑

左の日本文

 

 

 

40周年の碑(表・英文)

 

 

同上 裏・日本文

碑文は上記前述

 

由来説明

 

碑から見える摺鉢山

 

 

 

 

見るには

 

硫黄島は一般観光で行くすべはない。

 

墓参や遺骨収集事業に参加する機会があれば、

島内視察で見ることが可能である。

 

硫黄島には

海上自衛隊、航空自衛隊が常駐している。

 

そのため、

内地の基地からは定期的に輸送機が飛んでいる。

片道2時間以上かかる。

 

小笠原島民の場合、

父島からヘリで硫黄島に渡る場合もある。

 

いずれにせよ、前述の通り、

一般観光などでは行くことはできない。

 

 

硫黄島・南鳥島

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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