南島のみに自生、白花のキバナハマヒルガオ
目次
概要
南島の外周部の一部で、
キバナハマヒルガオ(ヒルガオ科・広域分布種)が自生。
常緑のつる性多年草である。
本種は、
小笠原でも南島でしか自生していないようである。
南島での分布は
北部の尾根筋だけでしかまだ見たことはない。
発見は古く、
1920年、1985年と研究者が見つけてはいるようだ。
キバナと和名がついていても、
花は白花。
大きな白花で漏斗型合弁花冠。
おしべ5、めしべ1が、
筒状部からわずかに外に出ている。
めしべの柱頭は2裂しているよう。
父島で見られる似たような白い花は、
ヨルガオ(トゲヨルガオ)。
和 名
キバナハマヒルガオは「黄花浜昼顔」と書く。
黄花のハマヒルガオ(に似た植物)という意味。
白花なのに、キバナとは何ゆえか?
単なる誤解かか何かであろうか?
現地の様子
花は大柄な白花
漏斗型合弁花冠
おしべ5、めしべ1
めしべの柱頭は2裂している
葉の形は円心形
ややつやがある
見るには
南島は観光ルートが限定されている。
そのため、
自生地の外周部北部は観光利用はできない。
残念ながら、見ることはできない。
南島自体はボートツアーで行くことができる。
外観を遠望だけなら、各種ツアーで遠望できる。
参考
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