オキナワテイカカズラの花
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オキナワテイカカズラの花
概要
4月末、
オキナワテイカカズラ(キョウチクトウ科・広域分布種)の花が咲き始めました。
本種はつる性なので、樹木にからみついていることが多いです。
写真を取った場所では、崖地に広がっていました。
本種は、かつて固有種とされていた時期もありました。
のちに、テイカカズラと同種という見解になりました。
さらに、現在はオキナワテイカカズラと同じということになっています。
和名
ちなみに和名は「沖縄定家葛」です。
テイカとは藤原定家にちなんでいます。
百人一首で、定家の作品は、
「来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに 焼くや藻塩の 身もこがれつつ」
(こぬひとを まつほのうらの ゆうなぎに やくやもしおの みもこがれつつ)
そして、
テイカカズラとなって墓にまでからみついてしまったのですね。
花と葉
花冠は乳白色5裂で、
裂片は少しねじれ、プロペラのような形になっています。
おしべ・めしべはほとんど見えませんが、
筒部の中でおしべ5、めしべ1です。
葉はツヤツヤしていて、濃いめの緑です。
見るには?
山地の方の道路沿いや明るい林縁などで、他の樹木にからみつつ生えています。
花期以外は見つけにくいかもしれません。
おもに森歩きのツアーでご紹介します。
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