「小笠原言葉しゃべる辞典」(ダニエル・ロング、橋本直幸編)
目次
概要
2005年発行、
「小笠原言葉しゃべる辞典」
(ダニエル・ロング、橋本直幸編)。
*音声ファイルのCD-ROM付
本書は
南方新社小笠原シリーズ3である。
外国からのの定住が1830年からはじまり、
1876年からは日本人の移住も始まった。
1944年に強制疎開があり、
1945-1968年は米軍占領下となる。
その間、1946年には在来島民が帰島。
そして1968年に返還し、
旧島民の帰島や新たな移住も始まる。
こういう経緯の下、
しゃべり言葉はさまざまなミックスとなり、
オリジナルのような言葉もある。
そんな言葉を集めた辞典である。
動植物もかなりある。
小笠原も返還して60年近くなる。
(2024年末時点)
返還後の言葉は標準語に近いが、
近年はさらに標準語化が進んでいると思う。
これらの言葉も、
死語となるものがこれから多数出てくるであろう。
言葉も生き物なのでやむなしということもあるだろう。
そういう意味では、
こうやって辞典にして記録しておくのはいいことだろうと思う。
目 次
まえがき
小笠原ことばと島の歴史
小笠原諸島の位置
英語と日本語が混ざる小笠原の「混合言語」
この辞書について
この辞書の使いかたについて
参考文献リスト
本編(辞典)
*コラム多数
索引
あとがき
利用方法
まずは一読を。
その後、小笠原で違和感のある単語を聞いたときに、
この辞典をひくといいだろう。
しゃべり言葉はかなり標準語化が進むが、
動植物にはわりと島名がの残る。
樹木でいうと、
ナタオレノキ、アレキサンドル(サンドル)、
ヤロードなどなど。
参考
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