小笠原マルベリー

白花のセイロンライティア花


 

白花のセイロンライティア花

 

概要

 

人家の玄関口の鉢植えで

セイロンライティア(キョウチクトウ科・外来種)の花が咲いていました。

 

本種は低木性で、園芸種として用いられています。

 

花はキョウチクトウと同じぐらいのサイズです。

 

セイロンライティアは特に和名はないようです。

原産地がセイロンで、ライティアは学名の属名です。

セイロンはスリランカのこと。

 

名前にセイロンなんとかとつくものいくつかありますが、

スリランカなんとかに変わっていないですね。

たとえば、セイロンティー、セイロンベンケイなど。

 

 

花冠

 

花冠は白花5裂。

花冠中央部のまわりにひらひらとしたようなものがあります。

こういうのは副花冠といいます。

 

副花冠は

花冠や雄しべの一部が変形してできた花冠状の構造のものです。

装飾的な役割を果たしているのかなと思います。

 

ちなみに副花冠は英語では、「corona」

今(2020年5月)は聞きたくない言葉ですね。

 

花冠一番中央部黄色い部分はおしべ5とめしべ1です。

めしべ1のまわりにおしべ5が囲んでいます。

 

 

見るには?

 

人家の庭にある木ですが、数は少ないので、探すのは難しいです。

また人家を特定して紹介することはさし控えます。

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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