「日本人はなぜ家で靴を脱ぐのか」(井上章一)

目次
概要
2026年発行、
「日本人はなぜ家で靴を脱ぐのか
─土足禁止の精神史─」(井上章一)。
タイトルに興味を引いて読んだ本。
生まれてこの方ずっと日本に住んでいると、
考えたこともない疑問であった。
家で靴を脱ぐのは当たり前。
土足禁止である。
僕の交際の範囲では、
靴を脱がない家には訪ねたことがない。
これは家だけではない。
日本では、学校や施設などでも、
靴を脱ぐところはそれなりにある。
土足禁止だが、そういうところでは、
内履きやスリッパに履き替える。
玄関には下駄箱がある。
しかし、
畳の部屋では、普通、裸足になるのが原則。
(靴下は問題なし)
こういうことを、何も考えこともなく、
やりこなすのが日本人である。
不思議な国民に見えるかもしれない。
そういう風習があるからこそ、
靴の履き間違えもおきるだ。
これは、そもそも、
靴を脱がなければ起きない問題である。
(だから海外ではまずないのだろう)
こういう本は
日常の会話の中のネタとして役立ちそうである。
僕はおすすめする。
内容
土足で家に入らない国は、
日本だけでは内容ではある。
本書では日本人の特性について述べている。
本文は、国内の。
古い時代からの外国人とのかかわりを主に進む。
(証拠となる写真も豊富)
時代を経て、
屋内でも土足のところは増えている。
そんな国内の経緯も考察されている。
しかし、
あとがきに著者はこう述べる。
「日本人がすめいで靴をはかない理由は、
ときあかせなかった。」
「表題は、問題提起のかけ声であるにとどまる。」
目次
まえがき
本文(1-27)
階層や地域をのりこえて
住まいの近代
南蛮時代のミサ聖祭
日本の風俗とむきあって
スリッパの使い道
スリッパをはいて庭へでる
オランダか中国か
ロシアの影
ブーツ、そして靴袋
ロシアから英米へ
万延元年、未知との遭遇
旅館へあがる時
家のなか、店のなか
伊勢神宮への不敬とは
占領期の床と靴
戦後のアメリカで
世界は靴を脱ぎだした
公共の場でも抵抗は
鉄道史から見えること
野外でも履き物をぬぐ場合
草履かスリッパか
階層社会の諸問題
架空世界の靴生活
官憲にはゆるされて
ロイヤル・ファミリーの立場
補論・裸の場合は
あとがき
参考文献
参考記事
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