ムニンノボタン開花
ムニンノボタン開花
現地への植栽株ですが、
ムニンノボタン(ノボタン科・固有種)が開花しました。
まだ咲き始めで、昨日見たのは、1輪だけでした。
これから数日のうちにはいくつか開花しますね。
花は白い4弁、
おしべ(長・葯は赤、短・葯は黄で、4ずつ)、めしべ1です。
花弁の中央部には
薄い赤みのあるラインが入っています。
本種は低木性で、せいぜい人の背丈ぐらいの樹高です。
葉は対生で、先の尖った楕円形、葉脈は三行脈で特徴的です。
葉の両面に少し毛が生えています。
小笠原でのノボタン属の自生種は4種で、3種は固有種です。
父島のムニンノボタン、母島ハハジマノボタン、北硫黄島のイオウノボタン、
南硫黄島のノボタンです。
南硫黄島のノボタンののみ広域分布種です。
ムニンノボタンは普通4弁ですが、他の3種は5弁です。
またムニンノボタンだけ白花ですが、
他の3種は色合いがやや違いますが薄桃色から桃色です。
なお、父島での自生株の所は、ガイドツアーでは行けません。
同じように開花していれば幸いです。
そのうちチェックには行ってみようと思っています。
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