内村鑑三「成功の秘訣10」(2004年投稿・再編集版)
目次
概略
同窓会報に載っていた記事から。
内村鑑三氏が
星野温泉の若主人に書いた「成功の秘訣」です。
10のことが書かれています。
大正15年(1926)年といえば、
もう100年ほど前。
でも決して色あせていない言葉だと思います。
「1.急ぐべからず、
自動車のごときもなるべく徐行すべし。」
気持ちは分かりますが、
これはやや時代に合ってないような気がします。
星野温泉
星野温泉とは、
軽井沢にある、現・星野やのこと。
僕は高額な星野やに泊ることはないはずです。
しかし、かつて、研修がらみで、
旧・星野温泉旅館には泊ったことがあります。
https://hoshinoya.com/karuizawa/
内容
大正15年7月26日 星野温泉若主人のために草す
成功の秘訣
六十六翁 内村鑑三
1.自己に頼るべし、
他人に頼るべからず。
1.本を固うすべし、
しからば事業は自ずから発展すべし。
1.急ぐべからず、
自動車のごときもなるべく徐行すべし。
1.成功本位の米国主義に倣うべからず、
誠実本位の日本主義に則るべし。
1.濫費は罪悪と知るべし。
1.よく天の命に聴いて行うべし、
自ら己が運命を作らんと欲すべからず。
1.雇人は兄弟と思うべし、
客人は家族として扱うべし。
1.誠実によりて得たる信用は
最大の財産なりと知るべし。
1.清潔、整頓、堅実を主とすべし。
1.人もし全世界を得るとも
その霊魂失わば何のためあらんや。
人生の目的は金銭を得るにあらず。
品性を完成するにあり。
以上
参考
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