小笠原マルベリー

大きめの黄色が目立つバラアサガオの花


 

概要

 

バラアサガオ(ヒルガオ科・外来種)というより、

ウッドローズの方がわかりやすいかもしれません。

 

父島では

集落に近いエリアで数カ所で野生化しています。

 

つる性で、野生化している場所では、

下の樹木などを覆うように一面に広がっています。

 

 

 

 

 

 

名前の由来

 

バラアサガオは「薔薇朝顔」です。

バラ(薔薇)というのは、

英語名のウッドローズからきているようです。

アサガオ(朝顔)はヒルガオ科で、アサガオに似ているからでしょう。

 

 

英名ウッドローズはWOOD ROSE。

ROSEというのは果実の形から来ているようです。

WOODとはありますが、

ヒルガオ科なので、樹木ではありませんが・・

 

 

 

 

 

 

小笠原では11-12月頃に花期を迎えます。

大きめの黄花でよく目立ちます。

 

 

花被片は漏斗型合弁花冠で、おしべ5,めしべ1です。

 

 

筒部をばらすと、中のつくりが分かります。

おしべ5は長3、短2ですね。

長・短の数は上記とつねに同じなのかはわかりません。

 

 

 

 

 

 

 

葉は独特の形です。

掌状で7裂になっています。

 

 

 

 

 

果実

 

果期になると、

英名の由来となった花の形のような果実をつけます

 

 

中央部の種が入っている部分です。

 

種は複数個入っています。

数は2-5くらいでまちまちです。

 

 

 

 

 

 

ツアーでは

 

集落エリアで見られるので、

ほとんどのツアーで車で移動中に紹介できます。

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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