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夜明・湾岸道路での自生植物(18)オガサワラグミ


夜明・湾岸道路での自生植物(18)オガサワラグミ

 

夜明・湾岸道路一周で見られる自生植物は90種類ほどあります。

奥村・旭橋から時計回りで、主には見られた順に紹介していきます。

 

 

(18)オガサワラグミ(グミ科・固有種)

 

オガサワラグミは固有種で、父島列島各島や母島などに分布します。

小笠原でグミ科植物は本種のみです。

 

常緑低木性ですが、枝がつる状にかなりのびます。

 

グミの語源はいくつかあるようです。

漢字では「小笠原胡頽子(茱萸)」と書き、難しいです。

 

このルート沿いでは、

主に長崎から長谷までの夜明道路で数カ所見られます。

 

 

 

 

 

 

 

  

 

花期は、11-12月頃です。

花の数はかなり多いのですが、小ぶりで、あまり目立ちません。

ただし甘い芳香が漂うので、それでわかります。

 

 

花弁のない花です。

萼片が4裂し、花冠状になっています。

 

花冠の外側は黄褐色の点状の模様がつき、内側は黄白色です。

おしべ4、めしべ1です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

葉はこぶりで、対生です。

葉の表面に鱗片がつき、表は銀灰色、裏は銀白色や黄褐色。

表の鱗片はのちに取れていきます。

 

 

 

 

果実(偽果)

 

 

翌3月頃には、赤くなった果実(偽菓)がみられます。

 

本種の果実は

萼筒部が果肉状に肥大した偽菓で、長さ2cmほどです。

 

食用になりますが、やや渋みがあります。

渋みが平気な方は、一度試してください。

 

 

 

ツアーでは

 

山の方に行けば、道沿いでも生えているので、

森歩きはもちろん、島内観光でも紹介できます。

 

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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