小笠原マルベリー

海岸につるでのびるスナヅルの花と果実


 

海岸につるで広がるスナヅルの花と果実

 

概要

 

父島では

いくつかの海岸で広がっているスナヅル(クスノキ科・広域分布種)。

 

一見すると、細いロープ・漁網のようです。

 

海岸での分布が多いですが、

まれに山地の開けたところで生えているのもあります。

 

つる性で、砂地をはうように広がっています。

寄生植物なので、葉は退化して分かりません。

寄生しているのは地下の部分のようです。

 

和名のスナヅルは砂蔓です。わかりやすいですね。

 

こんなつるで、クスノキ科なんて、

まったく科のイメージにそぐわない気がしますね。

 

 

 

 

 

花と果実

 

花期・果期とも通年のようで、

いつ見ても、花と果実がついています。

 

花はごくこぶりの淡黄色で、

親指の爪と比べるともかなり小さいのがわかります。

 

ルーペが必要なぐらいの花ですが、

たしかにクスノキ科っぽいです。

 

花のつくりは

花被片6、おしべ9、めしべ1となっているようです。

花被片は大(萼片3)、小(花弁3)です。

 

 

果実は黄緑色で、花よりは大きめです。

ですが、直径10㎜もありません。

 

スナヅルをぱっと見たとき、

白い小さな粒がつぼみで、少し大きめの黄緑色の粒が果実です。

 

 

 

 

ツアーでは

 

スナヅルは海岸で見られるので、景観ツアーや森歩きで訪れます。

 

森歩き

 

自然景観(島内観光)ツアー

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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