小笠原マルベリー

シランとムラキキオオツユクサの花・・集落エリアで


 

シランとムラキキオオツユクサの花・・集落エリアで

 

概要

 

’21/1/28、

扇浦地区でシランとムラサキオオツユクサの花を見つけました。

 

シラン(ラン科・外来種)、ムラサキオオツユクサ(ツユクサ科・外来種)で、

どちらも私有地で植栽されているものです。

どちらも直接、地植えです。

 

両種は野生化して広がってはいないので、問題はありません。

 

 

シラン

 

シランは「紫蘭」。花色から来てるのでしょうね。

 

花期は2-3月頃です。

草丈は30㎝程度ですが、紫の花がよく目立っています。

 

紅紫色の花、花被片6

唇弁は3裂で、中裂片はひだがあります。

蕊柱は3裂の唇弁に、囲まれるようについています。

花被片6は、中央部に唇弁1と下側に側萼片2(両側)、
上側は背萼片(中央)、側花弁2(両側)です。

 

 

ムラサキオオツユクサ

 

ムラサキオオツユクサは「紫大露草」です。

ムラサキは葉・茎の色が由来でしょう。

 

花期は2-3月頃から。

葉や茎の表面が暗紫色をしています。

 

花は小ぶりなピンク色。花弁3、おしべ6、めしべ1です。

 

 

 

参考資料

 

小笠原で見られる維管束植物(種子植物・シダ)

 

両種は集落での植栽なので、特にツアーで紹介することはないです。

植物好きな方は森歩きをオススメします。

 

森歩き

 

 

この記事を書いた人

吉井 信秋

大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

この著者の記事一覧

コメントは受け付けていません。


関連記事RELATED ARTICLE

PAGE TOP