陸軍弾薬庫比較・・奄美大島瀬戸内と小笠原父島
目次
概要
奄美大島瀬戸内と父島には
ほぼ同じ形で洞窟式の陸軍弾薬庫が残っています。
奄美大島・手安弾薬本庫と父島・清瀬弾薬本庫です。
それに気がついたのは、
2019年1月に奄美大島瀬戸内町を訪問したときです。
手安弾薬本庫は瀬戸内町教育委員会のK氏が案内してくれました。
瀬戸内町内の遺跡2 – 全国遺跡報告総覧 33ページ
奄美大島瀬戸内町の戦跡: マルベリーの日記&小笠原情報箱 (seesaa.net)
奄美大島では内部に電気もつけられ、見学ができるようになっています。
それで、内部見学してほぼ同じ形なのが、分かりました。
父島は、一部崩落の危険もあるためか、閉鎖されています。
(過去に調査で入っています。)
弾薬庫が3つあって、
1つが独立、2つがつながっているのも同じです。
いずれも通路があって、
その奥に、さらに内庫が作られています。
1つの弾薬庫は気象庁活用しているのも同じでした。
奄美大島要塞、父島要塞、澎湖諸島要塞は、
同時期に建設が始まりました。
それゆえ、共通点があるのでしょう。
このあと比較で紹介します。
なお関ヶ原に残る弾薬庫もほぼ同様の構造でした。
構造
<奄美>
<父島>
実際の位置は左1と右2は逆、つまり左2と右1でSU.
奄美と父島の弾薬庫はほぼ同じ構造です。
実物写真
<奄美>
入り口
通路
内庫外扉
内庫内扉
内庫 銅板は剥がされています。
<父島>
銅板張りの内庫
気象庁活用の弾薬庫
<奄美>
説明板
入り口
<父島>
説明板
入り口
どちらも防災科学技術研究所による広帯域地震基盤観測網の1つです。
見学は?
奄美大島の弾薬庫は公開されていますので、自由に見学できます。
奄美群島観光サイト:旧陸軍手安弾薬庫跡 (amamin.jp)
父島は閉鎖されていますので、見学できません。
防災科学技術研究所による広帯域地震基盤観測網の入り口は見学できます。
景観ツアー、戦跡ツアーで立ち寄り可です。