小笠原マルベリー

新葉の赤味が目立つヒメツバキ(’21/4月下旬)


 

新葉の赤味が目立つヒメツバキ(’21/4月下旬)

 

概要

 

’21/4月下旬、

山から見える樹冠の色が赤味や薄緑が目立ちます。

新緑のシーズンです。

 

小笠原の樹木のほとんどが常緑樹です。

でも、3-4月から雨期にかけて新緑のシーズンです。

 

中でも、

ヒメツバキ(ツバキ科・固有種)の新葉は、赤味が目立っています。

 

父島の高木林の主要樹木の1つがヒメツバキです。

個体数も多く、樹冠も大きく広がっているため、

山の景観を見たときにとても目立つのです。

 

 

夜明・湾岸道路一周での自生植物(3)ヒメツバキ

 

出てきたばかりの葉は赤味が目立ち、

しばらくすると、赤味が薄れ、薄い緑になり、

さらにその後、濃い緑に変わっていきます。

 

赤味・薄緑のうちのを葉はかなり柔らかいですが、

濃い緑に変わるまではだいぶしっかりします。

 

新葉はなぜ緑で出てこないのでしょうか?

新葉は草食の生物にかじられることも多いので、

葉緑素はある一定時期が経ってから緑の葉に変わるという説があります。

真偽は?

 

 

 

実際の色合い

 

赤味の強い新葉

 

樹冠近景

 

赤味が取れ薄緑になったころ

 

緑のしっかりとした葉になった状態

 

樹冠遠望

 

 

 

 

見るには?

 

ヒメツバキは

父島の高木林に行けばどこでも多数生えています。

低木林では少なめです。

 

新緑の色合いを見るには高木林が近い展望地や高木林の林縁などです。

展望地では中央山をおすすめします。

 

中央山園地ルート・・父島最高峰と地球の丸さを体験

 

うちのツアーでは景観ツアーか森歩きで。

 

自然景観(島内観光)ツアー

 

森歩き

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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