「フィアラ展」(’21/6/29-7/2、PAT INNにて)
目次
「フィアラ展」(’21/6/29-7/2、PAT INNにて)
概要
’21/6/29-7/2、PAT INNにて、「フィアラ展」が開催されています。
早速、初日に妻と行ってきました。
チェコ人画家のヴァーツラフ(バツラフ)・フィアラは
ブルリューク(画家)や家族とともに来島。
1920-1921年(大正9-10年)の冬場、肥後丸で来島しました。
父島に4か月ほど滞在し、宿泊場所は扇浦でした。
滞在中には多くの絵を描いていいます。
宿泊地に近い扇浦付近が多く描かれています。
そのうちのいくつかが、この「フィアラ展」で展示されています。
100年前の小笠原と思いながら見ると、感慨深いですね。
変わったところと変わらないところとありました。
扇浦付近の山地には吹割山があって、
特徴的な地形で、いくつかの絵の背景に出てきます。
なお、展示されている絵は実物(オリジナル)ではありません。
オリジナルを忠実に再現した写真撮影による複写です。
展示会の主催者(ルディ・スホルツァ氏)が発行する
フリーペーパー(ORB)フィアラ特集号
フィアラは聞きなれない名前かもしれません。
でも、僕は以前に聞いたことがあったのを思い出しました。
フィアラが著書の訳者とご縁があり、訳書を送っていただいていたのです。
この旅はダビッド・ブルリューク(画家・ロシア)とともに来ていて、
やはり訳書をいただいています。
ネットで検索すると、ブルリュークの方が有名なようですね。
僕はどちらもよく存じておりませんでしたが・・
展示会の様子
展示会場はPAT INN
展示1(1階)
展示2(1階)
展示3 (2階客室部屋)
展示4 (展示3と同じ2階客室部屋)
フィアラ・ブルリューク関連図書
いずれも訳者・著者の鈴木明さんから送っていただきました。
ヴァーツラフ・フィアラ「小笠原」(訳者・鈴木明)、
2007年3月発行。
1920-1921年の冬場、肥後丸に乗り、
小笠原の父島・扇浦に4か月ほど滞在した時の様子を
絵と文章で紹介しています。
文の中に、オオコウモリは見れずに、
小さなコウモリが群れて飛んでいたというのがある。
これがアブラコウモリのことを指すのか、
オオコウモリの見間違いかは、分からない。
「ブルリューク、フィアラの頃の小笠原(改訂版)」(著者・鈴木明)、
2006年発行。
この冊子は90ページほどで、
1920年に画家のブルリューク、フィアラが、
小笠原に避寒に訪れた頃の、小笠原の様子を集めた資料である。
僕は伊豆諸島の写真を提供したため、名前を載せていただいた。
ダビッド・ブルリューク「小笠原紀行1921」(訳者・鈴木明)、
2004年6月発行。
フィアラとともに、父島に滞在しました。
したがって、内容はフィアラと似ています。
彼らは、1920-1921年の冬場、肥後丸に乗り、
小笠原の父島・扇浦に4か月ほど滞在しました。
ダビッド・ブルリュークは伊豆大島にも行き、
「大島」(鈴木明訳)が残っています。
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