大村および扇浦尋常高等小学校校歌
目次
大村および扇浦尋常高等小学校校歌
概要
大村および扇浦尋常高等小学校校歌は、
歌詞が小笠原協会交流会で配布されました。
残念ながら、
僕はまだ歌を聞いたことがないので、メロディは分かりません。
それぞれの校歌には、小笠原はもちろん、
旭、大村、袋沢、扇浦浜などの地名、
貞頼(人物名)が取り入れられています。
しかし父島は出てきません。
現在も父島の学校は小笠原小・中学校です。
(父島ではあまり父島を使いません、
むしろ小笠原で済ませてしまいます)
戦前、父島は大村と扇村袋沢村と2つの村があり、
大村に大村尋常高等小学校、
扇村袋沢村に扇浦尋常高等小学校がありました。
両校とも浜のすぐ近くでした。
場所は、大村は現在のお祭り広場に、
扇浦は旧浄水場跡(現在、整備中)です。
返還後は、小笠原小・中学校となり、
校歌もそれぞれ新たに作られてます。
小笠原小・中学校は、はじめ尋常小学校の場所でしたが、
のちにより広い場所に移転しています。
戦後75年を経た今、
この戦前の校歌を知る年配者はかなり少ないです。
ぜひ、校歌を一度聞いてみたいものです。
=大村尋常高等小学校校歌=
1.太平洋の中央に 青波寄せる小笠原
聳(そび)ゆる旭の山高く
麓(ふもと)の野辺に生いたちし
2.小国民も波遠き 千代田の城の松風に
夢安らけく大村の
学(まなび)の庭に筆をとり
3.未来を飾る錦絵の 色どりしつつ又海に
舵とる腕をやしないて
神秘の鍵を探さなん
4.いざ同胞(はらかう)よ諸共に
日陰おしみて一すじに
今こそ励め学びの道
後(のち)には立てよ身の誉れ
=扇浦尋常高等小学校校歌=
1.太平洋の一孤島(いつことう)
椰子樹 繁げれる 楽園は
我等が 父祖の開拓(ひら)きたる
風光明媚のところにて
ここに生い立つ青年の
胸には 血潮 高鳴れり
2.この楽園に 華(はな)さかせ
袋沢(ふくろ)の里の緒を締めて
扇浦浜(おうぎがはま)を 末広く
導く責任(せめ)は 誰(た)が任務(にん)ぞ
貞頼公の 血を授(う)けし
我等五十の健児(けんじ)あり
我等五十の健児あり
参考
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