小笠原マルベリー

オオバナノセンダングサ、種子が服くっつくので要注意!


 

 

概要

 

オオバナノセンダングサ(キク科・外来種)は、

オオバナセンダングサ、アワユキセンダングサ、

タチアワユキセンダングサなどとも言われています。

 

道端や草地で生える多年草です。

父島では

道端の雑草御三家といってもいいぐらいです。

御三家、

他の2種はホナガソウ、ランタナでしょうか。

 

野生化してかなり広がっているところでは、

ボランティアなどで除去作業をしたりするところもあります。

 

兄島二股岬で外来種駆除作業(’21/2/22)

 

兄島・ウグイス浜でボランティア作業(’21/1/11)

 

草丈は1-1.5m程度です。

通年で花や種子つけています。

 

頭状花は

舌状花(白)と筒状花(黄)でかわいい感じで咲いています。

しかし、種子が服にくっつくのでやっかいです。

 

本種の近くに寄るときは

種子が近くにないことを確認してからにして下さい。

 

大量に種子がつくと、

取るのにかなり手間取ります。

 

センダングサ(キク科センダングサ属) (fukuoka-edu.ac.jp)

 

 

 

 

 

和名

 

オオバナノセンダングサは

「大花の栴檀草」です。

 

葉がセンダンの葉と似ています。

センダングサの仲間では

花が大きめなのでオオバナですね。

 

夜明・湾岸道路での自生植物(38)センダン

 

 

 

 

 

実際の様子

 

 

道端では雑草化して大量に生えています。

 

頭状花(頭花)は3cmぐらい。

 

 

頭状花には、

まわりは5-8ぐらいの白い舌状花、

中央部は多数の黄色の筒状花。

シロバナセンダングサでは

舌状花のおしべ・めしべが退化してるようです。

本種も同様でしょうか?

 

通年で種子もついています。

 

拡大してつくりをよく見ると、

先端に2つでっぱりがあります。

 

これが、

何かにうまくくっつくようになっているんです。

 

実際にシャツに着いた状態です。

 

自然界では、こうやって、

いろんな動物・鳥にくっつき運ばれていくのでしょう。

 

 

 

 

 

 

見るには

 

父島では道端や草地ではたいがい生えています。

探すほどでもないぐらいです。

 

各種ツアーで雑草的に紹介しています。

種子が服につかないよう、注意をお願いしています。

 

 

全ツアーメニュー

 

 

 

 

参考

 

小笠原で見られる維管束植物(種子植物・シダ)

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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