シマカナメモチ・オキナワテイカカズラ開花中(’22/5月中旬)
目次
概要
’22/5中旬、
シマカナメモチ・オキナワテイカカズラ開花中です。
シマカナメモチはバラ科、
オキナワテイカカズラはキョウチクトウ科で、
どちらも広域分布種です。
シマカナメモチは、
低木性のエリアでよく見られます。
オキナワテイカカズラはつる性木本です。
シマカナメモチは
父島列島(父島・兄島)のみに分布です。
オキナワテイカカズラは
小笠原の各島に分布します。
父島では両種とも個体数は多いです。
花は両種とも乳白色。
シマカナメモチは小花ですが、
まとまって咲くので、全体として円形に見えます。
オキナワテイカカズラは
5裂の裂片がややねじれてプロペラのようです。
シマカナメモチ
低木状の個体
散房花序の先に多数の花をつけます。
1つずつはとても小さい花です。
小花がまとまるので、
まとまりは直径5-10㎝ほどの円形に見えます。
花は乳白色に近いような白花5弁で、
おしべ20(ぐらい)、
めしべ1(花柱・柱頭が2-3裂・2裂が普通)。
葉は互生で、枝先に集まります。
形は長楕円形、鈍頭(先が丸い)です。
葉の縁は先端半分ぐらいに細かい鋸歯があります
オキナワテイカカズラ
つる性で、樹木にからみついていることが多いです
地上部をはっているときもあります。
花冠は乳白色5裂で、
裂片は少しねじれ、プロペラのような形になっています。
おしべ・めしべはほとんど見えませんが、
筒部の中でおしべ5、めしべ1です。
葉は対生、表面はツヤツヤしていて、濃いめの緑です。
見るには?
シマカナメモチは
中央山山頂が数本あって見やすい場所です。
ご自分で行くことができます。
中央山は、元気の人なら景観ツアーでも行きます。
森歩きでも行くことがあります。
オキナワテイカカズラは
山地の方の道路沿いや明るい林縁などで、
他の樹木にからみつつ生えています。
花期以外は見つけにくいかもしれません。
おもに森歩きのツアーでご紹介します。
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