「会津の義」(植松三十里)
目次
概要
2019年発行、
「会津の義」(植松三十里)。
本書は文庫のための書下ろしです。
会津の義 幕末の藩主松平容保/植松 三十里 | 集英社 ― SHUEISHA ―
主人公は
9代会津藩主・松平容保(まつだいらかたもり)。
実質、会津藩最後の藩主。
松平容保の生き様を描きます。
本書では
鳥羽伏見の戦いから筆が始まります。
タイトルの「会津の義」とは何か?
将軍に忠義を尽くしながらも、
会津戦争にいたります。
そこには、
「会津への義」というものがあったのだと思います。
松平容保
会津松平家の養子となった容保は
会津藩の家訓を守りながら生きます。
家訓の第一条は、将軍に忠義を尽くすというもの。
幕末、京都守護職につき、手腕を発揮します。
鳥羽伏見の戦い中、
徳川慶喜に随行させられ江戸へ向かいます。
そののち、家訓にそむいてまでも、官軍に戦いを挑み、
会津戦争となります。
戦い敗れ、
容保は謹慎の身となります。
明治になって、しばらくしてから、
要請を受け、日光東照宮の宮司となります。
徳川家との強い関係性が評価されたようです。
幕末の一時期、
徳川慶喜に翻弄された容保でもありました。
参考
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