「燃えよ剣 上・下」(司馬遼太郎)
目次
概要
1964年発行、
「燃えよ剣 上・下」(司馬遼太郎)。
司馬遼太郎 『燃えよ剣〔上〕』 | 新潮社 (shinchosha.co.jp)
司馬遼太郎 『燃えよ剣〔下〕』 | 新潮社 (shinchosha.co.jp)
司馬遼太郎記念財団のアンケートでは
この作品は3位に入っている。
司馬遼太郎 生誕100年「好きな司馬作品」|司馬遼太郎記念館
僕自身は新選組の食わず嫌いがあり、
今まで読んだことがなかった。
この結果を見て、読んでみることにした。
この本は上下2巻なので、
それほど長すぎることもない。
主人公は新選組副長・土方歳三。
タイトルの「燃えよ剣」、
ぴったりな表現だなと思った。
切って切って、
切りまくる土方がよく描かれている。
物語の人気の秘密は
やはり土方の生き様なのだろう。
司馬さんの好きそうな人物に思えた。
内容
土方歳三の人生を描く。
物語は安政4年(1857年)、
土方21歳ごろから。
このころ、初めて人を切る。
土方の最期は、函館戦争中、
34歳。
短い人生だった。
新選組の局長は近藤勇。
現場を仕切っていたのは、
実質、土方。
優れた現場の指揮官でもあった。
新選組、幕軍として、常に戦場に出て、
指揮を取り、前線で戦った。
切った相手も数えきれないぐらいだったろう。
短いけど、濃い人生だったのだろう。
近藤や沖田が死に、
土方も函館戦争で死に場所を求めていた感がある。
実際そうなった。
土方の女性観も、垣間見えて、
一途な感じが面白かった。
近藤とは対照的であった。
参考
司馬遼太郎 | 小笠原マルベリー (ogasawara-mulberry.net)
<人気1位>
<人気2位>
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