「硫黄島に眠る戦没者」(栗原俊雄)
目次
概要
2023年3月発行、
「硫黄島に眠る戦没者 見捨てられた兵士たちの戦後史」
(栗原俊雄)。
硫黄島に眠る戦没者 – 岩波書店 (iwanami.co.jp)
著者は現役の毎日新聞社記者である(’23年時点)。
勢力的に、
戦後の国の戦争処理(補償、遺骨収容)などを取材されている。
本作では
おもに硫黄島の遺骨収容の経緯が述べられている。
硫黄島の戦没者は公的には21900人。
遺骨はまだ1万体以上が発掘されていない。
厚労省では、
定期的に遺骨収容事業を行っている。
本書では
さらに日本全体の遺骨収容の経緯もわかる。
遺骨収容の課題は山積だが、
少しでも早く進めてほしいと思う。
こういう本は、
日本国民皆に読んでほしいと思う。
しかし、
実際にはなかなか読まれないだろうなとも思う。
(残念ではあるが)
こういう本が世に出ることで、
遺骨収容がもっと進むきっかけにはなる気がします。
目次
第1章 硫黄島に眠る戦没者
第2章 遺骨収容の戦後史
第3章 「楽園」から「地獄」となった硫黄島
第4章 戦闘
第5章 遺骨収容-問われる国の本気度
終章 戦没者遺骨収容の未来
硫黄島参考
「硫黄島クロニコル」
歴史 | 小笠原村公式サイト (vill.ogasawara.tokyo.jp)
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著者参考
著者は2013年、父島に講演で来島。
その際、戦跡ツアーにご参加いただいた。
僕が読んだ著者の他の作品。
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