小笠原マルベリー

「司馬遼太郎に日本人を学ぶ」(森史朗)


 

 

概要

 

2016年発行、

「司馬遼太郎に日本人を学ぶ」(森史朗)。

文春新書『司馬遼太郎に日本人を学ぶ』森史朗 | 新書

 

著者は

司馬遼太郎氏の編集担当者だった人。

 

帯にあるように、

この順番でということで作品が紹介されている。

章立てて紹介の作品はすでに読んでいるので、

言わんとすることもよくわかった。

 

歴史小説は、史実に基づきながらも、

作家の視点が入ります。

 

司馬氏の史料収集集はすさまじいものだったようで、

対象ジャンルの本を丸買いだったりした。

そして蔵書もすさまじいものがある。

 

司馬遼太郎記念館(2022年5月訪問)

 

その膨大な史料の中から漏れる部分が

司馬氏の腕の見せ所でもあったのだろう。

司馬作品は、余談ながらとかで、

よく本題からそれ、蘊蓄が語られるのも、特徴の1つ。

 

本書の後半では

ノモンハンや太平洋戦争を書かなかった理由についても考察がある。

 

司馬さんの作品は

人物に惚れて書くという感じがある。

その時代には

主人公になりえる人がいなかったのかと想像する。

 

 

 

 

 

 

 

内容・目次

 

第1章 想い出の司馬遼太郎さん

 

第2章 第一冊目は、

    『燃えよ剣』からはじめよう

 

「燃えよ剣 上・下」(司馬遼太郎)

 

第3章 第二冊目は、

    いよいよ『竜馬がゆく』に挑戦してみよう。

 

「竜馬がゆく」(司馬遼太郎)

 

第4章 第三冊目は、

   『最後の将軍』で、徳川将軍家を学習する。

 

「最後の将軍-徳川慶喜-」(司馬遼太郎)

 

 

第5章 第四冊目は、『世に棲む日日』で、

   長州藩の動きを知る。

 

「世に棲む日日 全4巻」(司馬遼太郎)

 

第6章 維新史の締めくくりは、

   『翔ぶが如く』で、西郷隆盛の謎を考える。

 

「翔ぶが如く(全10巻)」(司馬遼太郎)

 

第7章 司馬作品を散歩する。

 

第8章 歴史大作『坂の上の雲』は、日本人への遺言だ。

 

「坂の上の雲 全8巻」(司馬遼太郎)

 

第9章 なぜ、ノモンハン戦の執筆を断念したか。

 

第10章 司馬さんと太平洋戦争

 

付章 最後の手紙

 

 

 

 

 

参考

 

司馬遼太郎 | 小笠原マルベリー (ogasawara-mulberry.net)

 

司馬遼太郎: マルベリーの日記&小笠原情報箱 (seesaa.net)

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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