リュウキュウマツの樹下でチチアワタケ(’23/10月下旬)
目次
概要
’23/10月下旬、
林内でチチアワタケを見つけた。
小笠原での本種の発生は8-10月頃が多い。
このきのこは菌根菌のタイプ(外性菌根)で、
リュウキュウマツの根と共生する。
そのため、本種が生えているところでは、
まわりに必ずリュウキュウマツがあるはず。
この時見つけた場所は
まさにリュウキュマツノ根元であった。
まわりを探すまでもなかった。
外来種のきのこ
小笠原の生物・植物は
自生種と外来種の区別がわりとはっきりしている。
しかし、きのこはそれほど明確ではない。
資料もあまりない。
ただ、特定の樹木との共生の場合、
その樹木の由来でわかることもある。
例えば、
リュウキュウマツは外来種である。
リュウキュウマツと共生するきのこは、
外来種といえるであろう。
チチアワタケもそうだ。
見つけた様子
生えているい様子
林床の葉はリュウキュウマツ
上を見上げるとリュウキュウマツだった
この個体のサイズは直径7-8㎝程度
傘の部分
茶色で触るとねばねばする
裏側ひだの部分
網目状でスポンジの表面のよう
触るとねばつく
見るには
各所で出るきのこなので、
林内で見ることがあると思います。
ポイントはリュウキュウマツです。
林内を歩くツアーで見ることができます。
ただし、
必ず見られるというものでもありません。
発生しているときは、各種ツアーで紹介します。
前の記事へ
次の記事へ