小笠原マルベリー

「洞窟の生存者」(菊村到)


 

 

概要

 

1985年発行、

「洞窟の生存者」(菊村到)。

*菊村到・・きくむらいたる

Amazon.co.jp: 洞窟の生存者―小説・太平洋戦争: 菊村 到

洞窟の生存者 / 菊村到 – 紀伊國屋書店ウェブストア|

(発行元・光文社文庫サイトでは検索できず)

 

太平洋戦争中の戦地で、

兵士の行動を題材とした、10編の小説である。

著者によると、ほとんどが本人の経験ではなく、

他の人から聞いた話がもとになっているとのこと。

 

舞台の戦地は、

硫黄島2、フィリピン3、メレヨン島、ニューギニア、

中支、オーストラリアなど。

華中 – Wikipedia

 

それぞれの作品で、

戦時末期の兵士の動向が克明に描かれる。

ほとんどが、防戦(逃亡)の状況である。

そのため、

かならず死がともにある状況となっている

 

著者は芥川賞作家。

受賞作は「硫黄島」。(まだ未読である)

菊村到 – Wikipedia

 

 

 

 

 

 

硫黄島

 

10編のうち、2編は硫黄島が舞台。

タイトルは、

表題作「洞窟の生存者」、「硫黄島の太陽」。

 

 

表題作「洞窟の生存者」は、

洞窟で潜む兵士の姿を描く。

 

「硫黄島の太陽」は、

米軍の上陸によって、居場所を移動しながら、

どんどん追いつめられる様子が描かれている。

 

 

 

 

 

 

参考:硫黄島

 

硫黄島・南鳥島

 

「硫黄島上陸 友軍ハ地下ニ在リ」(酒井聡平)

 

「硫黄島に眠る戦没者」(栗原俊雄)

 

メールでのお問い合わせはこちら

メールでのお問い合わせ

マルベリーでは、山歩き(千尋岩)、森歩き、戦跡ツアー、スター&ナイトツアー、サンセット・ナイト、歴史ツアーなどを開催しております。

    は必須項目です。必ずご記入ください。

    お名前

    ふりがな

    メールアドレス

    ご住所


    お電話番号

    お問合せ内容

    個人情報の取り扱い

    個人情報保護方針に同意し、送信する

    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

    この著者の記事一覧

    コメントは受け付けていません。


    関連記事RELATED ARTICLE

    PAGE TOP