小笠原マルベリー

オガサワラグミ開花確認(’23/11月初旬)


 

 

概要

 

’23/11月初旬、

オガサワラグミ(グミ科・固有種)開花確認。

 

夜明・湾岸道路一周での自生植物(72)オガサワラグミ

 

開花をはじめに確認したのは中央山の山頂付近。

 

中央山園地ルート・・父島最高峰と地球の丸さを体験

 

昨年は、

11月中旬に開花の記事を書いている。

見た場所は同じ場所も含まれる。

ということは、少し開花が早いのかもしれない。

 

オガサワラグミの花(’22/11月中旬)

 

オガサワラグミも,

咲き出すと、やや甘い感じの芳香が漂う。

 

これから樹林の中では

シマモクセイとオガサワラグミの2種の芳香が漂う。

シマモクセイは少し前から開花している。

 

シマモクセイ開花確認(’23/10月下旬)

 

この2種の芳香はどちらも甘い感じだが、

オガサワラグミがより甘い感じがある。

これは言葉で言っても、

2種の芳香を感じてみないと伝わりにくいと思う。

 

 

 

 

 

実際の様子

 

 

中央山山頂付近の個体

 

 

つるでのびて、明るい上の方で開花多数

 

葉腋から多数の花をつける

 

花弁のない花で、萼片が花弁のように見える

 

萼の先端は4裂出先が尖る、おしべ4、めしべ1

萼の内側は黄白色

 

葉裏は白っぽく、黄褐色の点状の模様

 

 

 

 

 

見るには?

 

山の方に行けば、

各所にあり、道沿いでも生えている。

 

花の時期には、各種ツアーで紹介する。

森歩きはもちろん、島内観光でも紹介できる。

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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