「小笠原諸島異国船来航記」(大熊良一)
目次
概要
1985年発行、
「小笠原諸島異国船来航記」(大熊良一)。
本書の対象となっている時期は
1543年からペリー来航期の1850年代ぐらいまで。
1820~1850年代ぐらいまでの来航に
多くのページが割かれている。
1830年から定住がはじまっているので、
来航時期により、無人と有人の時期がある。
それぞれの章では、
原著を引用した訳文で、当時の様子を伝えている。
本書は異国船が対象なので、
日本船の漂流、航海にいてはわずかの記載のみ。
目次抜粋
スペイン・オランダの航海者たち
「三国通覧図説」とクラプロート
トランシット号とコッフィン
ビーチーのブロッサム号
ピアードの「無人島航海記」
リュトケの来航
最初の外国人移住者とコリンソン
ピーコック号とラーレイ号
ペリーとプチャーチン
文人テイラー
ファース調査隊
中国学者ウィリアムズ
など
外国船来航について
確実に小笠原を見た初めの記録としては
1639年オランダ船とされる。
1820年代の無人島時代に来航した
トランシット号やブロッサム号の人々により、
小笠原の英語地名はおもにつけられた。
なお
日本名は、
幕末の日本の探検隊により、正式につけられた。
ペリー来航時にはすでに有人島となっていた。
参考図書
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