小笠原マルベリー

「硫黄島と小笠原をめぐる日米関係」(ロバート・D。エルドリッヂ)


 

 

概要

 

2008年発行、

「硫黄島と小笠原をめぐる日米関係」

(ロバート・D。エルドリッヂ)。

硫黄島と小笠原をめぐる日米関係 – 南方新社 

 

本文(注釈含む)は450ページを超える。

読むには根気が必要。

 

序章は小笠原の概要。

第1章は、

小笠原の発見から戦前までのこと。

第2.3章は、

戦時中の硫黄島・小笠原諸島のこと。

4章以降、

戦後から返還までの間の占領政策、返還交渉こと。

 

日米政府や軍の資料などからの詳細な調査に基づき、

時系列で丹念に記述されている。

 

アメリカ国務省と国防省の綱引きや、時代背景など、

返還までの間の紆余曲折がわかる。

返還まで、

20年以上年月を必要としたことがよく理解できる。

 

関係者の方は本当に苦労されたのだと思う。

僕たち新島民は、そんな先人の苦労を、

こういう本からでも知ることが大事。

 

小笠原に来なくてはいけない理由、その37「小笠原の住民には3つの区分がある」

 

 

 

 

目次

 

・序 章 小笠原(ボニン)諸島の概要

 

・第一章 小笠原諸島の国際関係史、

―発見から戦争まで―

 

・第二章 第二次世界大戦と硫黄島

 

・第三章 第二次世界大戦中の小笠原諸島

 

・第四章 対日講和条約と小笠原諸島の処理

 

・第五章 米海軍の小笠原統治と父島・硫黄島、

―一九四五-一九六八年―

 

・第六章 日米間の小笠原問題(一)

―復帰と帰島、一九五二-一九五七年―

 

・第七章 日米間の小笠原問題(二)

―補償、墓参と遺骨収集、一九五七-一九六七年―

 

・第八章 小笠原諸島の返還交渉、

―一九六七-一九六八年―

 

・終 章 返還式と時代の終焉

 

・付 録 「小笠原返還協定」、一九六八年四月五日 ほか

 

 

 

 

 

参考:関連図書

 

<論文>「日米関係における小笠原返還交渉の意義」(真崎翔)

 

「核密約から沖縄問題へ  小笠原返還の政治史」 ( 真崎翔)

 

 

 

 

 

 

参考:南方新社の小笠原本

 

小笠原シリーズ - ジャンル別案内 (nanpou.com)

 

 

小笠原ハンドブック―小笠原シリーズ2  南方新社

本書は僕も植物編を分担執筆。

 

分担執筆の本・報告書

 

メールでのお問い合わせはこちら

メールでのお問い合わせ

マルベリーでは、山歩き(千尋岩)、森歩き、戦跡ツアー、スター&ナイトツアー、サンセット・ナイト、歴史ツアーなどを開催しております。

    は必須項目です。必ずご記入ください。

    お名前

    ふりがな

    メールアドレス

    ご住所


    お電話番号

    お問合せ内容

    個人情報の取り扱い

    個人情報保護方針に同意し、送信する

    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

    この著者の記事一覧

    コメントは受け付けていません。


    関連記事RELATED ARTICLE

    PAGE TOP