小笠原マルベリー

「狙撃手、前へ!」(瀬戸山玄)


 

 

 

概要

 

2015年発行、

「狙撃手、前へ!」瀬戸山玄。

*瀬戸山玄・・せとやまふかし

狙撃手,前へ! – 岩波書店 (iwanami.co.jp)

 

サブタイトルは「ある父島移民の戦争」。

ある父島移民とは、

父島在住であった、故・横山丈夫氏のこと。

旧島民であり、返還後に島に戻ってきた人。

 

小笠原に来なくてはいけない理由、その37「小笠原の住民には3つの区分がある」

 

タイトルの「狙撃手、前へ!」は、

彼が軍隊で上官から命じられた言葉。

(132ページ)

 

著者と丈夫氏との出会いは1997年のこと。

息子(故・核之進氏)の取材で訪れたのがきっかけ。

*核之進氏は若くして病死

 

本書は、横山丈夫氏の生涯のうち、

戦時中に焦点を絞っている。

 

横山氏は、

大戦前に志願兵として陸軍兵となった。

満期除隊となったあとは、

華北交通・鉄道警務へ就職し、終戦を迎える。

 

この本では、

横山氏の言葉で戦争の実体験が描かれている。

配属されたところでの経験談が主で、

狙撃手としての経験談はそれほど多くはない。

 

戦地や紛争地に行くということが、

いかに大変なことか。

人を殺すということは、

普通の精神ではいられないこと。

とても重みのある戦争経験が書かれている。

 

こういう実体験に基づく本を読むと、

一般庶民レベルでは、犠牲だらけで、

どう考えても、戦争は肯定できるものではない。

特に守勢側の人々は悲惨だ。

 

 

 

 

 

 

目次

 

プロローグ

 

第一章 かりそめの来島者たち

 

第二章 狙撃手への足がかり

 

第三章 鉄路の戦い

 

エピローグ

 

あとがき

 

参考文献一覧

 

 

 

 

 

参考:1921年

 

小笠原諸島歴史日記によると、

横山氏は1921年(大正10年)生まれ。

小笠原ではベビーブームであった模様。

 

「小笠原諸島歴史日記 上・中・下巻」(辻友衛)

 

 

 

 

参考:小笠原

 

小笠原諸島返還50周年記念誌(2018年6月)

 

小笠原・父島の戦跡

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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