小笠原マルベリー

トキワガマズミ開花確認(’24/4月下旬)


 

概要

 

’24/4月下旬、

トキワガマズミ(レンプクソウ科・固有種)開花確認。

 

 

夜明・湾岸道路一周での自生植物(68)トキワガマズミ

 

昨年は4月中旬に開花確認している。

今年は下旬に確認だが、

それほど変わらないのだろう。

 

トキワガマズミ開花中(’23/4月中旬)

 

しかし、昨年は複数の花序で開花を見たが、

今年は1つの花序しかなかった。

 

本種も父島では、

なかなか花が見られない樹木になりつつある。

 

他の分布は兄島、北硫黄島だが、

開花の具合はどうだろうか?

 

開花しないことには、種子も作らないので、

今後の種の存続に影響が出る可能性がある。

 

 

 

 

 

現地の様子

 

 

開花を見た個体

樹冠で一か所だけ咲いていた

 

 

散房状の花序に

小花が円形・楕円形にまとまってつく

 

 

 

花のまとまりは径10-15㎝程度のサイズ

全体として白い大きな花が咲いているよう

 

花冠は白い小花5裂、

おしべ5、めしべ1(柱頭3裂)。

 

 

 

葉は対生、縁には少し鋸歯がある

菱状(菱形に近い形)のやや独特な形

 

 

 

見るには?

 

父島では東平が見やすい場所。

とはいっても開花個体はわずか。

 

他の場所にはあまり生えていないし、

開花がほぼ見られない。

 

東平は入林パスがいるので、

観光の方はガイドツアーで歩いていただきたい。

 

東平&初寝山(森歩き)

 

東平は森歩きで訪れる定番ルート。

半日でも一日でも訪れることができる。

 

森歩き

メールでのお問い合わせはこちら

メールでのお問い合わせ

マルベリーでは、山歩き(千尋岩)、森歩き、戦跡ツアー、スター&ナイトツアー、サンセット・ナイト、歴史ツアーなどを開催しております。

    は必須項目です。必ずご記入ください。

    お名前

    ふりがな

    メールアドレス

    ご住所


    お電話番号

    お問合せ内容

    個人情報の取り扱い

    個人情報保護方針に同意し、送信する

    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

    この著者の記事一覧

    コメントは受け付けていません。


    関連記事RELATED ARTICLE

    PAGE TOP